胃カメラってどんな検査?

胃カメラ検査の実際について簡単にご説明いたします。

胃カメラ:正式には上部消化管内視鏡検査といいます。
questions

  1. 検査の目的:大人の小指の付け根程度の太さの長い管を飲んで、十二指腸の一部・食道・胃の病気を診断します。
  2. 検査の前の絶食(午前中の検査の場合):前日の夜9時以降絶食してください。ただし、常用されている高血圧や心臓のお薬があれば普段どおり服用してください。検査前2時間前まではスポーツドリンクや麦茶や水は飲んでもかまいません。
  3. 検査の前処置:胃の中の泡を消すお薬を飲み、表面麻酔薬をのどの奥にためていただきます。麻酔薬を吐き出していただいた後、胃の蠕動運動を抑える筋肉注射をします。この注射によりドキドキしたり、口が渇いたり、目がぼやけたりすることがありますが一時的なものですので数時間で自然に治ります。嘔吐反射の強い(オエーッとなりやすい)方の場合は、より苦痛が少ない検査をうけていただくように別のお薬を注射する場合があります。
  4. 検査の実際:まず、からだの左を下にして寝っころがっていただきます(左側臥位)。次に胃カメラの管を噛まないようにマウスピースをくわえていただきます。入れ歯をはずした方は歯ぐきで軽く噛んでいただき、テープで固定させていただきます。さあ、いよいよ胃カメラの管が入ります!苦しまないコツがいくつかあります。
    • 肩や腕の力を抜いてカラダ全体をリラックスさせる。
    • おなかを使ってため息を吐くような(腹式呼吸)深呼吸をゆっくり繰り返す。
    • 口の中に溜まってくる唾液やヨダレは飲み込まずにダラダラと流れ出るままにしておく。つまり顔を天井向きにせず、少し床のほうに傾けるくらいの気持ちがちょうど唾液が流れやすい。
    • 胃カメラの管が口から食道の入り口に向かって進んでいるときに飲み込む動作(ゴックン)をしないこと。こちらで合図したときだけゴックンして下さい。のどの奥の力が抜けて十分リラックスできている場合、ゴックンしなくても自然に胃カメラの管はスムーズに食道へと進んでいきます!あとは食道から胃に入る時と、胃から十二指腸に進む時にそれぞれオエッとなる可能性がありますが人それぞれです。検査所要時間は観察だけで終了すれば3分から長くても5分くらいです。もし組織の一部を採取する(生検)場合は5~10分要する場合があります。
      観察や生検が終わったら胃の中の空気を抜いて、食道の観察をしながら胃カメラの管を抜いてきて終了となります。
  5. 検査後の注意:のどの表面麻酔が切れるまで検査後約1時間は飲んだり食べたりできません。また胃カメラの前処置で使用した注射薬の影響も残っていますので自動車・バイク・自転車の運転は検査後数時間は避けてください。
  6. その他:前処置や検査後の注意事項は人によって違いますので医師や看護師の指示に従って下さい。抗凝固薬や抗血小板薬(血を固まりにくくしてサラサラにする薬)を常用されている方は事前にお話し下さい。たとえば、ワーファリン・バイアスピリン・バファリン81・ペルサンチン・プレタール・パナルジンなど…スタッフにお尋ね下さい。